アタリ(ラフ)の重要性・必要性は?全身や顔のパーツの描き方とコツも

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私も何度かお話していますが、アタリやラフを描くのは本当に大切で、絵の練習のためにも必要です。

 

絵の練習でも、プロの先生でもその重要性を説く方は個人的には少なくないとは思うのですが、時としてこういった意見を述べられる方も決して少なくないわけです。

 

「完成する絵には何も残らないから、別に描かなくても良いのでは?」

「最初からそのまま描いたほうが楽だし楽しいから、自分はアタリを描かない」

 

など言っている方もいます。

ちょっと調べてみると、プロの方でも「アタリは描かずにいきなり描いている」という方もいるので、尚更「要らない」と思っている方も多いんですね。

 

しかし絵のアタリやラフをしっかり描くのは様々なメリットがあり、また特に練習段階の初心者さんは絶対に欠かさず描くべきだと私は思っています。次のステージは基本基礎を押さえてこそ、という訳です。

 

なので、プロの方でアタリを飛ばして平気なのはそれだけの技術や努力の結果があるだけで、決して「無くても良いもの」ではないんですね。

 

ということで、

 

今回はアタリやラフの重要性やなぜ必要かというポイント、また描き方のコツについてお話していきますね!

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アタリやラフの重要性

まず、基本的なお話として「アタリ」の重要性をば。

 

 

そもそもの「アタリ」の意味ですが、これは「目安」とか「見当」という意味があります。

 

これをそのままお絵描きに適用すると「だいたいの形を描いておく下絵のもっと簡素的なもの」みたいな漢字ですね。

 

アタリやラフがなぜ必要かというと様々なメリットがあり、空間の把握のためにも描いたほうが良いからです。

メリットは以下のようになります。

  • 身体のバランスが掴みやすい
  • ポーズを考えやすい
  • 全体の構図を考えやすい
  • 立体的なバランス・イメージなどが掴みやすい
  • 感覚で描くと起こるズレを防ぐことができる

私はよくラフと呼べるものでもないぼんやりとしたイメージを大きくざかざか描いて、そこからポーズなど詳細を考えたりもします。

例えばこういう感じでイメージを描くこともあります。

ここからアタリなどを取ることもありますね。

 

このように大まかな形から入ると人物だけではなくイラスト1枚全体の雰囲気を考えられますので、個人的にはおすすめです。

アタリやラフは正解と呼べるものもありません。

自分が分かるように描けば十分です(もしかしたら、私のさっきのイメージだと読み取られないかもしれませんね(笑))。

 

 

アタリやラフ、そして下書きまでは何度も繰り返して自分が納得いくまでやることをおすすめしますが、逆にそこで時間を掛けすぎては絵のモチベーションの維持もつらくなります。

 

「自分だけ分かれば良い」と思えば、気楽に取り組むこともできますね!

ここからしっかり描くことで全体のイメージや人物のバランスの崩れ、また顔のバランスの崩れなどももちろん防ぐことが出来ます。

アタリやラフは飛ばさず、むしろ何度も繰り返して納得がいくまで描いていきましょう!

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全身のアタリ・ラフの取り方

アタリやラフは自分が分かるように、自分が描きやすいように描けば基本的に自由ですが、簡単にその方法やコツなどもお話していきます。

 

基本的に私が最初に描いたイメージやラフなどからも分かる通り自分の思うように、自由に描けば大丈夫です。

 

ようは、

「自分が書きやすく、かつ絵に矛盾が生まれないか?」

というのを考慮して書けていればOKですね。

 

私は太いペンや鉛筆、場合によっては人物全体をシャドウのように見立ててふんわりしたイメージを作り、そこからアタリを取るようにしています。

そこからアタリを入れていくわけですが、ここからは人体のバランスの基本を考えていく必要があります。

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8等身の場合の人体バランスはこのようになっていますので、これに合わせて関節部分を丸、他の部分を自分が分かるようにしつつ棒などでアタリを取っていきましょう。

顔や身体の向きやバランスを考えながらアタリを取っていき、納得がいったら今度は肉付けをして下書きを作っていきます。

もし下書きの段階で違和感を覚えたら、そこはアタリからやり直しましょう。

 

こういう作業を繰り返していると最初のイメージがぼやけてしまうこともありますが、ラフを描いていればそれも思い出すことが出来ます。

下書きもせずラフからいきなり線画にとりかかる方も多いですが、特に初心者さんの間は練習の意味も含めて下書きは必ず描く、場合によっては下書きを見ながら更に下書きを描いていくのもありだと思います。

私もよくラフ→アタリ→下書き→修正→下書き2→修正→……というように、何度も繰り返して自分が納得いくところまで描いています。

場合によっては線画を作ってから納得行かない部分を描き直すこともありますので、お絵かきは基本繰り返しの地味な作業だと思っておいたほうが楽ですね。

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顔のアタリ・ラフの取り方

顔のアタリやラフも基本的には同じなのですが、やはり幾つかのポイントを知っておくと描きやすく、バランスも崩れにくくなります。

顔は十字のアタリをよく見ると思いますが、これは顔縦横それぞれの向きを示したものです。

上向きの顔や左向きの顔になると中心線なども動きますが、このときに一番覚えておきたいことは「顔は丸い」ということになります。

真正面の場合は中心に十字で良いのですが、上下左右にずれると当然、顔の丸みに合わせて線も形が変わっていきます。

こんなふうに顔の向きに合わせて線を丸く調整していきましょう!

また顔のバランスについても基本があり、それにそって大まかにラフを描いてから下書きを作る方法が一番です。

簡単にまとめると上記の図のようになり、4等分してから描きだすと分かりやすくなりますね。

 

また横顔の場合も基本はこのように合わせますが、ここでももう一度「顔は丸い」ということを思い出す必要があります。

目は正面から見た場合と横から見た場合では見え方が全然違い、また目自体も球体ですので黒目の部分などが大きく変わります。

ポイント: 顔のパーツやポイントなどを押さえながらラフを描いていくと違和感なく収まりますので、そこからしっかり下書きに取り組みましょう!

手や足のアタリ・ラフについて

手や足って関節やパーツも細かく、描いているとよく分からなくなってしまいますよね。

手や足に関しての個人的な方法ですが、「まずはブロックでラフを描く」というものがあります。

 

手の場合は

「親指・それ以外の指・親指の付け根・手のひら」

 

足の場合は

「足・足の指」

といったようにブロックで分け、簡単にラフを取っていきます。

 

その後そのラフで全体バランスを確認しながら細かく描いていくと描きやすく、また大きなバランスの崩れもなくなりますので、迷った場合はぜひ一度試してみてくださいね!

まとめ

アタリやラフは全体のバランスや構図の確認のためにぜひやっておきたい行動で、実はイラストを描き続けている方ほどその重要性を知っていたりします。

真っ白の何もないキャンパスにいきなり下書きを描いていくのと、まず最初に全体のイメージを掴み、身体のバランスを考えながら描いていく方法ではやっぱり完成した絵も違うものになります。

今回簡単にラフやアタリの取り方をお話しましたが、自分が分かる、バランスが取れているのであればアタリやラフの描き方は人それぞれで大丈夫です。

何度も繰り返すことによってどんどん描き慣れてアタリも上手に取れるようになってきますので、地味な作業ではありますが頑張って練習してみてくださいね!

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