イラストで体を描くポイントとコツは?男女の描き分け方法も紹介

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漫画やアニメを見てお絵描きを始めた場合、やはり顔から練習することが多いと思います。

その後「全身を描いてみよう」となると思うのですが……身体って、想像以上に描くことが難しいですよね。

人体をしっかり描く場合、知っておかなければならない知識があります。

練習も絶対に必要になり「こう描けば満足いく身体がすぐに描ける」という方法はありませんので、まずは基本の知識を覚え、練習を繰り返さなければいけません。

今回は体を描く基本について、紹介していきます。基本的な部分は決して難しくありませんし、何よりも楽しむことが一番だと私は思います。気楽に読んでいただければと思います!

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身体を違和感なく描くためには「アタリ」を描く!

絵を描いていると

「アタリ」

という言葉を何度も聞くことになると思います。

アタリとはそれを防ぐガイドであり、例えば私はこんな感じで向きや関節部分などを大まかに描いています。

これは全体を簡略化して捉えるためのもので、よく簡単な丸と線で表現されたりしますね。

ここで描くのは身体の芯やラインであり、アタリをしっかり描いておくことによりデッサンの狂いや違和感をなくすことが出来ます。

全体のバランスがおかしくなったり、子どもや老人が上手く描けなかったり、さらには男女の区別もつけられなかったり……などなど、身体を描く際にもどうすれば良いのか悩むことになるので、慣れるまではアタリを活用しましょう。

 

何もない白いキャンパスに突然人物絵を描くと、どうしても描いている部分に注目してしまいます。そして、全体を見たときにバランスが崩れてしまうことが多くなるのです。

 

簡単なアタリで十分でも描いておくと、一部だけを見ているときも全体をすぐにチェックすることが出来ます。

「どうしても違和感が出てしまう」

と悩んでいる場合、まずはアタリをしっかり描いてみるところから始めてみましょう!

人体の比率を覚えておこう

アタリを描くためには、ある程度人体の比率を把握しておくことが必要になります。

「自分はちびキャラしか描かないからデッサンや人体の比率を覚える必要はない」

と言う方もいらっしゃいますが、キャラクターをデフォルメするためにはやはり元の人体をしっかり把握しておかないと違和感が生まれてしまうと私は思います。

 

ポイント: 「絵のタイプによっては必要ない」ということは全くありませんので、人体の比率はきっちり覚えておきましょう!

 

等身(頭の長さをいくつ並べるか)や絵柄によって多少違いはありますが、基本的な部分は同じです。

等身が明らかに高い、低い場合はこの限りではないときもありますので今回は「6~8等身」を基準にお話していきます。

まず人体は、股下を半分として1:1に分けることが出来ます。

肘はだいたいウエスト部分になり、男性の場合はその位置におへそがあり、ウエストの位置は女性より低くなります。

女性の場合は女性の場合はウエストが肘の位置にあり、おへそは少し下の位置になります。等身が下がると手の長さも短くしたほうが、個人的には「それっぽい絵」になると思われますね。

このような基本はありますが、まずは描きたいキャラの等身を描いて1:1の位置を股下に設定し、大まかに身体を描いていきましょう。ここでは分かりやすく、クリップスタジオの3Dポーズ素材で説明しますね。


個人的に知っておいたほうが便利な人体の比率ですが

  • 手の大きさは顔の大きさと同じ
  • 手を同じ方向の肩に持っていった場合、手の先がちょうど肩につく位置
  • 足はふともも・くるぶし・足先までが3:3:1(正面を向いて立っている構図の場合)

この辺りになります。
さらに当然のことですが、人体は平面ではなく立体です。

イメージがつかない場合は線だけで表現するのではなく、簡単な箱を描いて考えても良いと私は思います。箱で作るロボットを想像してみると良いですね。

この練習を繰り返し、等身の「高い・低い」をコントロールできるようになると、赤ちゃんからお年寄りまで幅広く描くことも出来ます。

基本的な知識のあとはデッサンや練習でひたすら覚えていくしかありませんので、毎日ちょっとずつでも描いて人体を把握していきましょう!

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男女の身体の違いや描き分け方を知ろう

当然ですが、男女の体つきは全く違うので同じように描いても上手くいきません。

また「男キャラばかり描いていたら女の子が全然描けなくなった!」という悩みもよく聞きます。

こちらもそれぞれの身体の違いを知り、特徴をしっかり捉えることで描き分けることが出来るようになります。
ではまず、人体の上からひとつずつ違いをチェックしていきましょう。

顔・首の違い

まず顔、こちらは大きな違いはありませんがその下の首、こちらは男性のほうが太く、女性の場合は細いです。
(とはいえ細すぎる首はバランスの崩れにも繋がりますので、この辺りはお好みで調整してくださいね!)

男性の首が太いのは筋肉によるものなので、ムキムキのキャラクターはより太く、細いキャラは細めに描くとより雰囲気が出ます。

肩の違い

次に肩、こちらは目立つ場所であり描き分けの際にも気をつけなければならない部分です。

もしすぐ近くにイラストや漫画などがあれば、合わせて見ながら確認していただけると分かりやすいと思います。

男性の肩幅は広くしっかりした肩、女性の場合は男性よりも肩幅が狭く丸みを帯びるとそれっぽい雰囲気になります。

男性の場合は頭の大きさより大きめを目安、女性の場合は少し小さめからちょっと広い程度で考えてみると分かりやすいですが、この辺りはやはり絵柄なども関わってくるでしょう。

個人的には「男性は広くしっかり、女性は男性より狭く柔らか」を区別するだけでも大分変わると思いますので、ぜひ試してみてくださいね!

腰の違い

個人的にはここが描き分けでもっとも重要な場所で、腰次第で男女の描き分けは出来るレベルだと思います!

腰の高さを変えるだけで、男女差は比較的簡単に表現をすることができます。
例えば「線の細い、女の子と間違うような少年の絵」も、腰つきで区別することが可能です。

先程の人体のところでもお話した通り、男性の場合はウエストの位置は女性より低くなり、ウエストが肘の位置に来て、おへそは少し下の位置になります。

また男性の腰幅は女性より小さくなり、女性の腰を書く場合は胴体から腰にかけて大きく曲線を描くことになります。男性の場合は腰のラインも曲線というよりは、まっすぐに近い線になりますね。

この違いが大きくなるのは中学生以降なので、小学生あたりのキャラクターを描く場合はしっかり区別してしまうとその年代に見えなくなってしまうのでご注意ください。

もちろんマッチョなど体型によって大きく変わりますが、ウエストの位置と腰の大きさを把握しておくだけで全然違いますよ!

脚の違い

脚・足ともに全体的に男性はがっしりと、女性は曲線を意識しながら描くと雰囲気が出ます。

それに加え、男性は外股気味、女性は内股気味に描くと男女の描き分けがしやすくなり、個人的におすすめです。足が外を向くと、膝の位置が大きく変わります。

それにより男性のしっかりした雰囲気、女性の柔らかいイメージを表現出来ますので、ぜひ考えてみてくださいね。

その他の違い

人体を上から下に流していきましたが、もちろんこれ以外にもたくさん男女の違いはあります。

たとえば女性の手は丸みがあり、男性の手はごつごつと硬く指が長いイメージで描くと描き分けが出来ます。

また男女で大きく違う部分として「胸」がありますね。女性の胸を描くのも案外「難しい」と迷われる場合もありますが、「わき」あたりから膨らんでいることを意識して描けばやりやすくなります。

胸は柔らかいので、例えば「ボールのようなまん丸」では雰囲気が出ません。

個人的な胸のポイントとして「あくまで自然に、重力を意識しながら柔らかく描くこと」を意識すれば、自然な胸が描けると思います!

まとめ

人体の基本、そして男女の描き分け方をお話してきましたが、もちろん絵柄にもよるところはあります。

とはいえ基本は同じであとは肉付きの仕方、筋肉のつき方などになりますので、ここから先は自分の目指したい絵柄に合わせてデッサンなどを繰り返し、描き慣れていきましょう!

  • ずっと似たような体型を描いている
  • 男性しか描かない
  • 女性しか描かない

といったことを繰り返していると、やはりその部分だけに特化してしまい、他の体格が描けなくなってしまいます。

ちびキャラ、デフォルメ絵を描く場合にも基本を知っているのと知っていないのとでは全然違うと私は思っていますので、どんな絵柄かに関わらず基本の練習は繰り返すことが大切です!

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